肌への刺激を抑えるカリウム石鹸とは?

石鹸の製造方法には大きく分けて2通りあります。
水・原料となる油脂に、苛性ソーダ(苛性ナトリウム)を 反応させる方法が1つ。(ナトリウム石鹸ができます)
もう1つは、水・原料となる油脂に、苛性カリウム を使用する方法です。(カリウム石鹸ができます) この2種類の石鹸には、特長の違いがあります。

固形石鹸=ナトリウム石鹸
一般の固形石鹸はナトリウム石鹸の方です。 固形のため、輸送や販売が容易で、幅広く普及しています。

カリウム石鹸(カリ石鹸)=ジェル状または液状
一方のカリウム石鹸は固形にならずに、ジェル状または液状に なる性質を持っています。 そのため、一般にはあまり普及していませんが、「石鹸の分子が 大きい」という特性を持つことから、肌を刺激せず、 水ですすぐと、さっと簡単に落ちて、肌を刺激しません。 カリウム石鹸は、その超低刺激性から病院で体内洗浄ができる唯一の石鹸として、 医療関係者の間で知られています。

逆に、一般の固形石鹸(ナトリウム石鹸)は石鹸の分子が小さいため、 肌の角質細胞の間に奥深く入り込みやすく、すすぎをしても 取れにくい傾向があります。 そのため、石鹸の原料に少しでも化学添加物などの肌の良くない成分が 含まれていた場合は、添加物が肌の内部へと奥深く入り込み、 皮膚内に長く留まり、肌を刺激し続けます。

また、カリウム石鹸は一般の固形石鹸に比べて、 皮膚の保湿・バリア機能(皮脂膜)の主成分である遊離脂肪酸ができやすく、 皮膚の保護作用を強めるという特長があります。
(*遊離脂肪酸−オレイン酸、リノール酸など。皮脂膜の約25%を占める成分で、 皮膚を弱酸性に保つ働きをもつ)

同時に、カリウム石鹸は角質層を軟化し、肌を柔らかくする作用を持ちま すが、固形石鹸(ナトリウム石鹸)にこの性質はありません。

ピュアポタッシュは、肌の弱い方、敏感肌・乾燥肌の方のために研究開発された カリウム石鹸です。原料となる油脂の品質にも徹底してこだわり、 独自の高速液体クロマトグラフィー(分析機器)を用いて、 原料となる油脂をこまかく分析し、「原料の段階から 最終の製造にいたるまで、一切の添加物を使用しない 特別なカリウム石鹸」です

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