− 天然海綿スポンジについてのよくあるご質問 (Q&A) −
Q1:天然海綿とは何ですか?
答え :
海綿は無脊椎動物の一種で、多細胞からなる海の生物です。
その多くは海底の岩や砂州に付着しており、壷型をしています。
海綿の成長には、「潮流」・「水温」・「気候」の3つの条件が大きく関係し、潮流が速く、
水温25℃〜30℃、水の清澄なところが、最適な生息場所とされています。
海綿は、世界中のあらゆる海に生息し、その種類は700種以上にも
及びますが、成長に必要な3つの条件(潮流・水温・気候)が揃った地中海イタリアのシチリア地方沿岸に
生息するものが、もっとも上質とされています
Q2:天然海綿の特長は何ですか?
答え :
まず、天然素材100%であることがあげられます。
海綿は、古くから体を洗う際や化粧用のスポンジとして重宝されてきました。専門の職人ダイバーが
水深30−40mまで潜り、手作業によって1つずつ丁寧に採取された天然の海綿は、
地中海のミネラルをたっぷりと含んだ、素肌にやさしい自然からの贈り物と言えます。
天然素材100%の海綿スポンジは、石油から化学合成されたナイロンタオルや
ウレタンスポンジにはない、自然で柔らかな肌あたりを持ち、素肌に負担をかけません。
次に、肌への負担を大幅に軽減することがあげられます。それは、
天然海綿が人間の皮膚組成にきわめて近い、繊維状のたんぱく質(アミノ酸)で
構成されているからです。人間の肌によく馴染み、必要以上に皮脂膜(皮膚の保湿成分)を
落とし過ぎることなく、素肌を大切に保護します。
最後に、豊かな弾力性となめらかな肌あたりがあげられます。
自然が生みだした表面の微細な孔が、ほどよい弾力性を生み、羽毛のようにふんわりとやわらかな
感触を得ることができます。高い吸水性と、シルクの様な表面のなめらかな肌あたりは、
石鹸によくなじんで、細やかで豊かな泡立ちを作りますので、心地良い、贅沢な洗いごこちを
実感することができます
Q3:天然海綿スポンジは、なぜ肌に良いのですか?
答え :
天然海綿が素肌に負担をかけない理由は、人間の肌と同じアミノ酸で出来ているからと言えます。
アミノ酸は、たんぱく質を作る成分であり、私たちの身体も20種類のアミノ酸によって作られています。
また、肌の角質層細胞には、ナチュラル・モイスチャライジング・ファクター(NMF)と
呼ばれる天然の保湿因子がありますが、この天然保湿因子(NMF)の
主成分も、実はアミノ酸なのです。NMFが不足すると、肌は乾燥し、わずかな刺激に対しても
過敏に反応してしまうようになります。
このようにアミノ酸は、肌の土台となるタンパク質の素であり、肌の潤いを保つ
保湿成分でもあり、そして、肌の再生を促進するという重要な働きを
になっているのです
Q4:タオルで洗うのとは、どこが違うのですか?
答え :
化学合成繊維であるナイロン製のタオルやブラシ・ウレタンで作られた化繊スポンジ等は、
肌に対して刺激が強いものですので、大切な素肌の皮脂膜(皮膚の保湿成分・バリア機能)を壊してしまいます。
バリア機能を失った皮膚は、皮膚の内側から水分が蒸発し、かさついて、外部からの
刺激を受けやすくなります
Q5:天然海綿スポンジには種類がありますか?
答え :
天然海綿は、熱帯の海を中心に世界中のあらゆる海に生息しており、
その数は約700種類にも上りますが、体や顔を洗うためのスポンジと
して使用できるものは、ハニコム種・シルク種・カリビアン種の3種類にとどまります。
この内、カリビアン種は
非常に寿命が短く、海綿自体がすぐに割れてきてしまうため、あまり普及していません。
「ハニコム種」は天然海綿の最高級品と言われ、「キング・オブ・スポンジ
(スポンジの王様)」とも呼ばれています。
自然が生み出した、文字通り「蜂の巣」のような
表面のたくさんの微細な孔が心地良い弾力性を作り、ふんわりソフトな感触と肌あたりに優れています。
天然素材の持つナチュラルな柔らかさは、肌に負担をかけることがありませんので、
全身用のボディスポンジとして、まさに最適です。
一方の「ソフトシルク種」は天然海綿の種類の中で、
もっとも表面のキメ(肌理)の細やかなことが特長です。
サイズがコンパクトで生息数も限られていることから、
大変稀少な種類とされています。その表面のキメの細やかさは、デリケートな肌に大変やさしく、
絹のように滑らかな肌あたりを
生むと同時に、細部の汚れまでをしっかりと丁寧に洗い落とすことに優れています。
洗顔用のスポンジとして、目元や小鼻のくぼみなどの
繊細な部分の汚れを落とすことに適している他、赤ちゃんの沐浴やデリケートな
肌のお子様の全身洗い用スポンジとしても広く使われています。
また、プロのメイクアップアーティストがファンデーションを塗る際に
使用するのも、このソフトシルク種の天然海綿であり、高級化粧用パフ/メイクアップスポンジとしても
大変重宝されています。
ハニコム種のボディスポンジ <クィーンサイズ Glande> と
ソフトシルク種のボディスポンジ <LLサイズ Nobile> の
詳細は、こちらの動画でご覧いただけます
>>
ハニコム種とソフトシルク種の特長 (動画 約1分)
Q6:天然海綿スポンジの使い方を教えて下さい
答え :
やや強めに水気を切り、ぬるま湯を少しずつ加えながら、泡を調節していくことがポイントです
はじめにぬるま湯にひたし、海綿をよくほぐしてください。石鹸を十分に泡立ててから、
適度に絞った海綿につけて、ご使用下さい。
手の平の中に入れて、手で包み込むように持ちます。小さいタイプは指で摘むように使います。
あまり強く擦らないように、円を描きながら優しく滑らせて全身・顔を洗って下さい。
ファンデーション用のパフしてご使用になる時は、ぬるま湯に浸し、水が出なくなるまでよく
絞ってからお使いください。適量のファンデーションを海綿に取り、肌全体を軽くたたくようにして
重ねづけしてください。
また、長持ちさせるために、ご使用後はお手入れを十分に行ってください
Q7:天然海綿スポンジは、どの位、長持ちしますか?
答え : 丁寧にお手入れ頂ければ、約1年〜1年半お使い頂けます
Q8:天然海綿スポンジのお手入れは簡単ですか?
答え : 簡単です。
ご使用後は、よくすすいでください。
洗面器等にぬるま湯をはり、丁寧に押し洗いをすると海綿の中の石鹸を絞り出すことができます。
そして、最後に流し水で、よくすすいでください。
その後、よく絞って水分を取りますが、タオルを絞るようにしますと、海綿を傷めてしまいますので、
手のひらで包んで押し出すよう絞り、そのままよく振って水分を飛ばしてください。
濡れた状態や石鹸をつけたまま放置しますと、アミノ酸が溶け出したり、
いたみが早くなりますので、ご注意下さい。
乾燥は、風通しのよい場所で陰干しにします。
ハンガー等を利用して、大きな留め具の利用をおすすめします。
ファンデーションスポンジ(化粧用パフとして)として使用される場合は、2〜3回の使用ごとによく洗ってください。
数個準備して、交互に使用されますと、より一層長持ちします
Q9:人気のある種類はどれですか?
答え : 当店でもっとも人気の高いものは、「スポンジの王様」
と呼ばれる、
ハニコム種のクィーンサイズ<Glande グランデ>です。
豊かな弾力性による
泡立ちと見た目の美しさで、爽快な洗いごこちを実感できることが人気の理由となっています。
次に人気の高いものが、
スポンジ表面のキメ(肌理)がとても細やかで、絹のようななめらかな肌触りが全身を包み込む
ソフトシルク種のLサイズ・ベルタ/美です。
第3位は、「ダイヤの海綿」と呼ばれ、洗顔用およびお子様用/ベビー用として定着している
ソフトシルク種のMサイズ・バンビーノです
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